ボトックスの治療と効果

ボトックスとガミースマイル

ガミースマイルというのは、笑うと(笑顔でも)上の歯ぐきがみえることです。
ガミースマイルの人はどうしても笑うときに手で口元を押さえてしまいがちです。
ガミースマイルをなおすには、1)上あごの骨から手術する(Le Fort I)、2)歯ぐきと上唇を縫う(粘膜切除法)、3)鼻柱基部プロテーゼ挿入法、4)ボトックスがあります。
ガミースマイルを切らずに治療するのにボトックス注射が役立っています!
ガミースマイルとは笑ったときに必要以上に上の唇が引き上げられ歯茎の多くが見えてしまうような状態なので、ボトックス注射の特徴を生かしてガミースマイル特有の笑ったときの筋肉の動きを抑制し唇の吊り上るのを改善し治療していきます。
一般的にはまず診察し筋肉の走行状態や強さなどを調べることから始めてガミースマイルをボトックス注射で治療します。次にどの部位にどの程度の量のボトックス注射を行うかを筋肉の走行状態、強さなどを観察した上で決定します。実際にガミースマイルの治療のためにボトックス注射を行う時間は約5?10分です。またボトックスを注射した後はお化粧をして帰宅することができます。

ボトックス注射にてガミースマイルを治療する場合のメリットは、切開しないので傷跡が残らないし、腫れたりしません。また多少の個人差はありますが、ボトックス注射のガミースマイルへの効果を自覚できるケースがほとんどのようです。デメリットとしては注射をした部位が内出血することが稀にあります。また、半年程度たつと効果が薄れ始めるため、継続的にボトックス注射を再度行う必要があることです。